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2015.08.14

「自然農法若手中核農家情報交換会2015福島いわき」に参加してきました

8月9日、10日と「自然農法若手中核農家情報交換会2015福島いわき」に参加してきました。

「2011年3月11日」我々日本人が忘れる事のできない「東日本大震災」が発生して早4年5ヶ月。
その中でも福島県は「福島第一原子力発電所」の事故で更なる被害を経験していました。

今回、自然農法を実践している「ファーム・白石」さん、その無農薬野菜を使用してフレンチを提供している
萩シェフおよびいわき市見える課担当者さんより、いわき市での取り組みを講演して頂きました。

講演をして頂いた方々は、皆30代で若い人たちが中心となり「いわき市」「福島県」「日本政府」を動かして独自の復興を目指し実行していました。

震災の年、白石さんの畑では「玉ねぎ」が栽培されていましたが、放射線調査のため出荷停止となり
他の農家の方々は泣々玉ねぎを鋤きこんで耕地にしたそうです。
放射線検査の結果、影響がないと判断されても「不評被害」に会い出荷出来ない状況が続いたそうです。

玉ねぎも「ネギ坊主」が出来て青果としては出荷出来ない状況ですが、白石さん、萩シェフ達の努力により
加工品(焼きネギドレッシング)を作り出し、現在は好調な売れ行きのようです。

現在では、彼ら若い人たちが「他業種連携」を行い新し商品を開発して販売を進めていました。
いわき駅の隣のショップでは、「ブロッコリのスムージ」が販売されており、これは「農家」「料理人」
「水産業者」の連携で実現した商品とのことでした。

今回、萩シェフに無農薬野菜を使ったお弁当を用意して頂きました。

 

新しい取り組みとして、「生産者がシェフになり、野菜を自分で調理して食べさせコマーシャリングを行う」を実践していました。「地産地消」だけでなく「知産知消」を実践していく取り組みだそうです。

今回の情報交換会では、バイタリティのある若い人たちがに会え、更なるアイデアが浮かびそうな予感があります。

※8月1日のテレビ東京の「クロスロード」に萩シェフおよび白石さんが出演されています。